尾行している人は、いかにも怪しい眼光の鋭い中年男性。
尾行されている人は、ごく普通の中年サラリーマン。
ジグザグの坂道で出くわしたのだが、尾行している人は、
私が来た為、一旦尾行を中断したようだ。
ジグザグの坂道下(それも電柱の後ろに隠れた!)が眼光の鋭い中年。
坂道の真ん中に警戒しきりの私。
坂上にごく普通の中年サラリーマン。
このまま私が時間を稼ぐべきか迷いつつも、ゆっくり坂を登る。
自転車を押して登っているので不自然ではないはずだ(でも警戒しきり)。
そうこうしているうちに中年サラリーマンは見通しのいい、
一本道を歩き始めた。
中年サラリーマンのところまで自転車をさーっと走らせ
『尾行されているかもしれませんよ。気を付けて下さい』
と去り際伝えるべきか、それともこのまま見過ごすべきか。
待てよ、眼光の鋭い中年は警察かもしれない。
あのごく普通そうなサラリーマンが犯罪者かもしれないのだ。
となると捜査妨害になってしまうし。
うーんと考えたあげく、こんだけ見通しがいいので、
襲われることはなかろうと結論を出し、
さーっとじぶん家に向かって自転車を漕ぎ出した。
中年対決はどんな結果をむかえたんかなぁ〜。
ヒロセエリ
追伸
翌日新聞を調べたら、とくに記事は載ってなかったです。









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