勝手に名前を付けて、道々を楽しんでいる。
ここは桜ロード。
ここは変なおっさんがいる公園。
ここは大きな樹がある家。
やけに古い家。
ここは老犬のいるワンこポイント。
大きなお屋敷。きっとアラブの石油王。
ここはぶさいくな猫のいる道ばた。
老犬ワンこの小屋を毎日覗くが、ずーっと姿を見なかった。
冬だしなぁ〜何かあったのかなぁ〜と、
寂しく思っていた。
桜も散り、
桜ロードが、ただの樹ロードになって、
ああ春も過ぎり行くなぁ〜と、
老犬の小屋を覗くと、暖かい毛布にくるまって、
ちょこんと顔を出していた。
ああ〜よかった。よかったよ〜。
しばらく話しかけて、元気づけて、
ぷら〜っと帰って来た。
よそ様のワンこを元気づけるのもおこがましい話だ。
でも、儚くて、消えそうで、限りとか、先とか、
そんな不安が渦巻いて、怖くて、しないと帰れなかった。
ちょっと泣いた。
この頃やたら涙もろい。
脚本も大詰め。
頑張ろう。
ヒロセエリ









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